飲食店の現金会計 毎日現金を合わせるのは大変!

飲食店は現金を扱います。

現金商売については日々の徹底的なお金の管理が非常に重要となってきます。

以下の説明はこれから飲食店を開業したい方、

またなんとなく現金管理をしてしまっている方向けの、

毎日のお金の管理方法となります。是非参考にしてください。

 

1 営業終了

飲食店については営業終了後に、お金を合わせるという、

大きな仕事があります。

 

2 会計伝票を電卓で合計する

たいていは紙の伝票が伝票差し(状差し)に集まっていると思うので、

それを手作業で集計します。

店の形態にもよるが、電卓もしくはエクセル等で集計するのが一般的です。

 

3 レジスター機からその日の売上高を出力(印刷)する

どのレジでも売上合計を出力する機能が備えられているので、

それを打ち出しましょう。

 

4 上記2と3の一致を確認

伝票とレジとで、しっかりと金額が合っているかを確認します。

不一致の場合、レジの打ち間違いの可能性が高いため、

原因を究明し正しい売上高を算出します。

 

5 上記4で算出した売上高と現金有高の一致を確認

正しい売上高と現金有高でしっかりと金額が合っているかを確認します。

不一致の場合、お釣り間違いや、何らかの事象によりズレているため、

原因を究明します。正直、この作業が一番厄介となります。

ズレてしまっている時の決まり事はしっかりを決めましょう。

 

6 上記で算出した一日の正しい売上高を入力する

会計ソフト、エクセル、売上帳簿などにその日の正しい売上高を入力します。

こちらは管理のしやすさや、税理士との関係性によって、

店ごとに千差万別かと思います。

 

7 売上げた現金を金融機関に入金する

売上金は基本的に毎日口座に入金しましょう。

ただし、つり銭や小口現金については手元に残します。

また売上入金専用の口座を設けた方が管理がしやすいです。

この場合、金融機関の夜間銀行を利用する手もありますが、

相応のコストがかかってしまいます。

コンビニ銀行など、24時間入金サービスに対応している

金融機関も増えておりますので、

利便性とコストのバランスを考えて入金口座を決めましょう。

 

まとめ

飲食店にとって、毎日の売上集計と現金有高の確認は、

かなりの労力を伴いますので、大きな悩みの一つです。

自動つり銭機能が付いたレジスターを使用すれば、

労力は減りますが、コストが増大するので、

費用対効果を考える必要性があります。

いずれにしても、明確なルールを定めて、

しっかりと現金は管理しましょう。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。