マーケティングにおけるZの法則

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

Zの法則というものをご存知でしょうか。

割と有名な手法で、

様々なことに応用されています。

 

Zの法則

Zの法則とは、

人間は横書きの紙面を見るときは

視線が左上からZを描くように

右下に終着するという傾向があります。

これはある実験結果に基づくもので、

紙面だけでなく、

パソコンモニターでも同じ結果に。

これが縦書きになると、

右上から逆のZを描くように

左下に終着します。

 

広告業界でよく使われます

新聞に挟まっている折り込みチラシ。

例えばスーパーのチラシや

家電量販店のチラシについては、

このZの法則が使われております。

Zの動きに沿うように、

一番売りたい商品、イチオシ商品等、

自分達が見せたい商品を

配置しております。

次にチラシを見る時は、

注意してみて頂ければ、

実はそういう配置になっていることに

気づくかもしれません。

 

インターネット業界でも

先程、パソコンモニターでも、

視線はZの動きをすると述べましたが、

皆さんがよく目にするパソコンの

バナー広告にもこれが当てはまります。

そのため、

そのようなネット広告であったり、

ホームページについては、

マーケティングに詳しい業者が

作成するものは、

このZの法則によって

そのサイトの見せたいものが

配置されております。

あの有名なヤフーのトップページも

このZの法則によって配置されていると

聞いたことがあります。

ただ、インターネット業界では、

Zの法則に加え、

Fの法則も使われることが多いです。

これもFのように

視線が動くという法則です。

これについては、

どちらが優れているというわけではなく、

ケースバイケースで使われます。

 

飲食店にも重要な法則

飲食店でZの法則が一番活躍できるのは、

メニュー表です。

そのお店の目玉メニューや、

利益率が高いメニュー、

集中させたいメニューをZの法則で

配置することにより、

オーダーをコントロール

することも可能です。

これは配置するだけではなく、

大きさや色合いの工夫により、

より大きな効果を発揮します。

それによって売上の増加、

メニュー集中によるオペレーションの改善、

ロスの減少といった、

経営の数字に直結させ、

大幅な利益率の改善に繋がるケースが

非常に多いです。

 

まとめ

本日はマーケティングの世界で

使われるZの法則についての話題。

マーケティングだけではなく、

他のことにも応用可能です。

もし知らなかった方がいる場合は、

今後、チラシやwebについて、

このZの法則を意識して見てみると

面白いですよ。

 

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。