税理士 5科目合格者の割合は実は半分以下

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

本日は税理士になるための過程の話。

 

実は5科目合格は凄いこと

自分で受かっておいて

言うのもなんですが(笑)。

本当に5科目合格するのは凄いと思います。

税理士になるためには、

いくつかの方法があります。

一番メジャーな方法は、

税理士試験の5科目に受かることです。

個人的な感覚では7割くらいは、

5科目合格者なのかと思っておりましたが、

全然そんなレベルではなかった。

実は50%にも満たないんです!

それだけ難しい国家試験。

現在挑戦中で挫けそうな人も、

それだけのことに挑戦しているという

自覚を持って、

頑張って頂きたいと思います。

 

大学院免除について

よく受験生時代には

大学院免除!ありorなし

みたいな話題をよく聞きましたが、

税理士になってみると、

ほとんど聞かないですね。

まぁ、お会いした他の税理士さんに

「どの科目受かりました!?」

なんて話題はまずしないですし。

ただ、お客様に聞かれることは

何度かありましたよ!

5科目合格者なのかを。

やはり税理士試験に挑戦したことのある、

社会人というものは少なからずおり、

そのような方には、

どのような過程で資格を得ているかは、

その税理士の信頼性の物差しに

なるのだと思います。

ちなみに私は大学院免除による、

資格取得は全然ありだと思います。

正直、独立を目指すのであれば、

厳しい面がありますが、

それも立派な税理士になる方法ですから。

 

国税出身がかなり多い

これは地域性も非常に関係しますが、

国税出身の税理士がかなり多い印象です。

むしろ5科目合格者より多いんじゃないか

くらい感じることもあります。

実際は30〜40%くらいのようですが。

私は税理士資格取得は最初、

関東信越税理士会にて取得しました。

取得当初はその支部での勉強会や、

歓迎会などが沢山ありました。

まず感じたのが年齢が全然違う・・・。

年の離れた方ばかりで、

気軽に話せそうな人はいないんです(泣)。

そして、話を聞くと、

ほとんどの方が国税出身の方でした!

このご時世だから、

コネでお客さんが貰えるようなことは

ないでしょうし、

国家公務員を辞めてまで独立するのか、

とも考えられますが、

結構いるんですね。

昔に比べたら、国税を辞めて、

税理士になる方は減っているようですが、

定年を迎えて税理士になる方も多い印象。

現在の東京税理士会ではどうなんだろ。

 

公認会計士との兼業

割合的には10%以下と、

多くはないのですが、

東京で独立してみると、

結構多い印象がありますよ。

私の事務所があるビルにも

結構いらっしゃいますし。

個人的な意見では、

公認会計士協会と税理士会の2つに

会費を払うのは大変じゃないかなとか、

変な心配をしてしまいます。

会費高いんですよ・・・。

 

業界的には5科目合格者を優遇?

最近よく話題に出るのは、

公認会計士や弁護士さんが、

税理士資格も取れてしまうのは、

いかがなものかという意見です。

実際そのような要望を

国には提出しております。

そのため、今後は廃止の方向に向かっても

おかしくはないですし、

その煽りを受けて、

大学院免除制度がなくなったり、

国税からの税理士転身への

ハードルが高くなる、

といった可能性もゼロではないのかなと

個人的には感じております。

 

まとめ

税理士になってみると色々な過程で、

税理士という国家資格を取得している

方がいます。

私は5科目合格者として

税理士になりましたが、

結果的には、

これだけ努力して受かることができた

という過程そのものが、

自分の財産になったような気がします

どんなにキツイことがあっても

働きながら税理士試験の

勉強をしなくてはならない

あの日々よりは楽かなと思えます。

実際に税理士になってみて、

色々な税理士さんを見て、

そのように感じでおります。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。