税理士で独立するなら自宅?事務所?それともレンタルオフィス?

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

税理士として開業する方は最初に迷います。

自宅で開業するのか、事務所を借りるのか。

最近はレンタルオフィスという選択肢も。

私はここに凄い時間と労力を費やしました。

色々な不動産屋を回り、

色々な方と会いましたよ。

 

事務所で開業

私は自宅開業するつもりは一切なく、

独立初期から事務所を借りようと

元々思っておりました。

その一番の理由は、

お客様に気軽に来てもらいたいから。

そのために、池袋駅徒歩5分以内の事務所を

昔からずーっと探しておりました。

こちらから出向かなければ、

大幅な時間価値が削減されます。

結果人件費が抑えられ、

その分顧問料も抑えることが可能。

それに相談事項があったら、

いつでも気軽に来て頂ける感じがいいかなと。

事実、ある池袋のお客さんは、

事前連絡もなしで毎回フラッと

来てくれます(笑)。

 

事務所最大のデメリット

それは家賃です。都内は家賃が・・・(泣)。

基本的に顧客ゼロから始まる独立開業は、

その家賃によって恐ろしいくらい、

通帳残高が減っていきます。

私のような駅徒歩5分とかになると、

モロに感じます。

 

自宅で開業

スタートダッシュには躓きますが、

これが一番無難かも。

躓くというのは、

もし私が税理士に頼む側だったら、

最初の面談は税理士の職場で行いたいです。

どういう職場が見たほうが、

その税理士の仕事量、人柄、

色々な情報を得やすいですから。

そうなった時に、

「えっ、おもいっきり自宅じゃん・・・。」

となると頼むのを躊躇すると思います。

今後は自分の会社に来てもらうならば、

気にしない人もいるでしょうが、

やはりクロージングの確率は

明らかに減少すると思います。

その他のデメリットとして、

オンオフの切り替えが難しいと思います。

仕事をするにあたりダラけてしまい、

仕事への集中力は欠けるでしょう。

特に子どもがいるような場合には、

問答無用で子どもが

部屋に入ってきますので、

環境的には難しいですね。

ただし、家賃がないというのは

本当に大きいです。

一人事務所で自宅開業であれば、

出て行くコストが圧倒的に少ないため、

開業一年目であっても、

なんとかやっていける気がします。

そのため、最初は自宅から

始める税理士さんは、

今までの経験上、多いと感じております。

 

レンタルオフィスという選択

最近はレンタルオフィスで始める

税理士さんも多くなりました。

税理士だけではなく、

他の士業でも相当増えております。

税理士という仕事柄、

かなりレベルの高い

個人情報を取り扱うため、

レンタルオフィスでも

個室を借りる必要があります。

そうなると、都内の一等地では、

あり得ないくらい極狭の個室でも、

それなりの金額を取られます。

さらに、例えば

冷蔵庫は置いちゃいけない、

プリンターはいいが、コピー機はダメ、

のような様々な制約があったりします。

もちろん会議室等は

予約して借りられますので、

自宅よりは来てもらいやすい

かもしれませんが、

面談の日程を決める際は、

相手のスケジュールと、

自分のスケジュールと、

会議室の空き状況を考える必要があり、

さらにそれがリスケになった時などは

目も当てられません。

そういった理由や、

気軽に来てもらえないという理由から、

私はレンタルオフィスの選択は

最初からありませんでした。

狭いからずっと仕事していると、

気が滅入りそうですし。

とは言っても、開業当初を乗り切るには、

五万くらいで個室を借りられるならば、

全然ありだと思います。

 

私がこだわった点

事務所を探すのに

相当時間がかかった理由として、

一番の理由がオフィスタイプを探していた

ためであります。

基本的に、事務所物件には

オフィスタイプと

マンションタイプがあります。

そういう条件かつ、

池袋の東口エリアという

オフィスタイプが少ない

条件で探していたので、

なかなか希望する物件が

見つからない(泣)。

万が一見つかっても、

そういう物件は一瞬で取られます。

不動産屋に聞くと、

そういう稀な物件が出ると、

物件を見ずに

抑えてしまう人が多いそうです。

とりあえず仮契約まで結んでしまい、

嫌だったら契約しなければいい話。

契約書さえ交わしていなければ、

何のペナルティもありませんので。

 

オフィスタイプのメリット

やはり間取りの使いやすさです。

私の事務所は真四角!

従業員を雇うことを想定すると、

収容人数に大きな差が出ますので、

間取りというものは非常に重要です。

また、もう一つ重要な点も。

それはトイレです。

オフィスタイプだとトイレが共用部に

ある場合が多いです。

その分家賃が跳ね上がりますが・・・。

トイレが部屋にないと、

その分広くなります。

また女性の中には、

男女共用トイレを嫌う人も多いです。

掃除をどうするかという

問題も出るでしょう。

そういった業務外のことで、

ストレスに感じてしまうのは、

非常にもったいないですし、

マネジメントする側としては、

最初からそういう芽を摘んで

おきたかったので、

時間をかけてオフィスタイプを探しました。

 

マンションタイプについて

マンションタイプの方が

物件数は多いですし、

金額も安いです。

しかしそのデメリットとしては、

オフィスタイプよりお客さんを呼びにくい。

マンションタイプは外観も内部もマンション

感があるので、

お客さんは若干、来づらい面があるかなと。

その他のデメリットとして、

お風呂があるところです。

物件によっては

お風呂がないものもありますが、

あるパターンがほとんど。

お風呂は完全な無駄なスペースです。

きっと段ボール置き場になるでしょう。

ただでさえ狭いのに、

そういったスペースを

割く余裕もありませんし、

そういうことを思うと

お風呂を見るたびにテンションが

下がる気がして(笑)。

多くはありませんが、探せば、

お風呂なしのマンションタイプもあります。

ただし、大きなメリットとして、

間取りがいいと、

事務スペースと打合せスペースが取れます。

仕事をする部屋と来客用の部屋を

分けられるので、

仕事環境としては凄くやりやすい。

実は私もそのような物件を見つけたことは

ありましたが、

速攻で埋まっていました(泣)。

 

まとめ

独立を考えている方は、

どういった事務所にするかは、

なるべく早く考えた方が絶対に良いです。

私は内覧も沢山しましたね。

見にいくのは、それだけでも楽しいですし、

見るだけでも物件を見る目が養われて、

善し悪しの区別がつくようになりますよ。

私は相当な時間をかけて、

今の事務所をゲットしました。

完全な予算オーバーでしたが(笑)。

私のような駅徒歩5分以内の

オフィスタイプを探すと、

本当に出ないですし、

出たとしても速攻で埋まります。

これから長い税理士人生を支えることになる

最初の事務所というものは、

非常に重要です。

ぜひこだわりが詰まった事務所を借りて、

楽しみながら仕事をしてもらえたらと

思います。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。