税理士試験 間違えたら一発レッド

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

今回は間違えたら即不合格。

サッカーで言うと、

開始1分でレッドカードをもらい、

残り89分を

10人でプレーしなくてはならない、

そんな状況にならないための対策です。

 

会計期間

ほとんどの問題では

4/1〜3/31の会計期間。

しかしたまに1/1〜12/31などの

問題が出ることがあります。

資格学校の答練でも

たまに出してくれるので、

痛い目にあったことがある方もいるのでは?

このような問題は本当に怖いです。

これを間違えたらまず受からないでしょう。

また、何が怖いかと言うと、

普段の答練では対応できたとしても、

本試験という特別な環境で出されると、

対応できなかった、

そういう声をよく聞きます。

最初は気づいて気をつけていたが、

途中から時間がなくなり、

その焦りから会計期間が違っているのを

途中から忘れてしまった、

なんていうことが起きがちです。

 

会計期間の違いにはこれ

私はそのような問題が出た際は、

該当する箇所の問題用紙の上部の全てに

会計期間を書いておりました。

 

12/31 (目立つように◯で囲って)

 

そうすれば万が一忘れても、

次のページで思い出しますし。

そしたら流石に忘れて解き進めることは

まずないでしょう。

それを書くのに必要な時間は10秒程度。

たった10秒でレッドカードをもらう可能性を

なくせるのならお安い御用です。

 

消費税の判断

消費税の計算問題は最初に課税方式が、

原則課税、簡易課税、免税

このような判断をする問題が出ます。

この計算ミスをして、

誤った課税方式を選択してしまうと、

これも一発レッドカードです。

本試験ではほとんどが原則課税で、

それを選択するための計算式に

配点があるようなパターンが多いですが、

私が受けた年には簡易課税を選択する

パターンが出ました。

計算もかなり入り組んでいて、

いつも通りの原則課税を選択し、

そのまま計算した受験生も

多かったようです。

正直私も

「えっ、これで大丈夫かな・・・?」

と疑念を抱きつつ問題を解いていました。

解き進めば、

絶対簡易課税だなと判断できる

箇所が散見していたので、

安心できましたが、

万が一途中で気づいた方がいたとしても、

時既に遅し。

それを修正するまでの時間は

確実に足りないのが本試験です。

 

消費税判断の対策

私は以前

 

税理士試験における素読みは本当に必要?

https://take-tax.com/zeirishi-test-suyomi/

 

というブログを書きました。

個人的には素読みに何分も

かけるべきではないと思っております。

ただし、この消費税のように

最初を間違えたら確実に不合格、

といった問題形式で、

少しでも判断に迷いが生じた場合には

その段階で1〜2分かけて素読みをし、

その後の問題の出し方を見て

どちらを聞いている問題かを

判断材料にするべきでしょう。

また、課税方式の計算には

なるべく焦らずゆっくりと計算して、

絶対に判断を誤らないように

普段からしていくことが大切だと思います。

 

まとめ

今回は間違えたら一発レッドカード。

確実に不合格となってしまう

問題の出し方の考察でした。

科目によってはこのような問題形式が

ありますので、

細心の注意を払って解くべきです。

細心の注意を払うためには、

普段からどのような

対策をしているかが重要です。

自分なりのやり方を定めて、

普段からそのように解く癖をつけることが、

合格への近道なのかもしれません。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。