不動産事業部も活況!水回りのトラブル

皆さま、こんにちは。池袋の開業税理士、竹田健司です。

本日は弊社の不動産事業部について。

事業部なんて大それた名前ですが、

自分の収益物件を自分で管理しているだけですが(笑)。

 

収益物件は思ったより手間がかからない

私はいくつか収益物件(不動産)を所有しております。

不動産事業を行う前は、

「色々やることがあるんじゃないか」

「トラブルの度に呼び出されたらどうしよう」

とか思っておりましたが、実際はそんなことなかったです。

今のところはたまーにトラブルがあって対応するくらい

その数少ないトラブルですが、起きる時は基本的に休日です。

前は京都の旅行中に頑張って解決したなぁ(笑)。

借主の方が自宅にいる時に起きるのがトラブルですからね。

先日、こんなことがありました。

 

トイレの水が止まらない!

借主の方から電話があり、

「トイレの水が流れっぱなしで止まりません」

とのこと。

水回りって、不動産事業でも個人的に生活する上でも、

あまりトラブルになったことがなかったので知識が薄かったのですが、

CMでもよく見ますし、チラシでもよく見ます。皆様も、

「水回りのトラブル、即解決します!」

的な冷蔵庫に貼ってくださいと言わんばかりの、

マグネット状になっている水回りトラブルのチラシが

ご自宅に届く機会が多いのではないでしょうか。

今回の件については、おそらくトイレのレバーがおかしくなっているだけで、

簡単な修理で終わるはずであり、

トラブルが起きたのが14時くらいだったので、

夜まで時間もあります。

そのため即解決できると思っておりました。

 

業者に電話をかけると

やはりインターネットの時代は便利ですよね。

「◯◯市 水回り」

とかで検索すると沢山の業者がヒットします。

ずっと水が流れっぱなしだと水道代もかかりますし、

下手したら水が溢れたりすることも考えられます。

時間的な余裕がありませんので、

とりあえず検索上位から連絡することに。

そしたら意外な回答が・・・。

「現在、予約が立て込んでいて、最短でも明日のご訪問となります」

まぁ、たまたまこの業者がそうなのかと思っていましたが、

次の業者も、その次の業者も、まさかの同じ回答。

「即解決、嘘じゃん・・・」

結局10社目で対応してもらえることに。

業者を探すだけでかなり疲れました。

 

料金は安いよね?

だいたいどこの業者も

「水回りのトラブル、3,000円から!」

とか書いてあります。

トイレのレバーの修理については、

部品の交換がなければ、下手したら素人でも修理できるレベル。

きっと安いよねと当然思っておりました。

今回の会社は現場の作業員が現地で見積りをして、

その連絡をもらってから、こちらから正式な依頼をするという流れ。

明瞭会計な感じはします。

そして、現場から連絡が。

「15,000円プラス消費税ですね。いかがいたしますか?」

直して頂いて、こういうこと思うのもよくないですが、

かなり足元見てませんか?

金額の根拠と内訳を教えてくれー(泣)。

レバーの部品交換もして頂くことになったのですが、

レバーなんてホームセンターに行けばタダみたいな金額で売ってます。

水回りのトラブルって緊急性を要する工事がほとんどなので、

基本的に見てもらった業者に頼まざるを得ないことがほとんど。

今回も借主の方へのご迷惑だけはかけたくないので、

どんなに高い金額を言われようともその場で

「高いのでやめます」

とは絶対言えません。

そういうことを見越してふっかけてくるのでしょうか?

ホント、直してもらってこういうことを

思ってすみませんなんですが(笑)。

 

水道屋は儲かるはホント?

水道屋が儲かるというのは、

結構聞く話しなんです。

実際に水道屋の数字を見たことは今までないのですが、

今回の件で本当にそうかもしれないと思いました。

実際の内訳はわかりませんが、

こんな感じでなないでしょうか?

 

部品代 540円

人件費 5,000円

利益 10,660円

→合計 16,200円

 

おそらく作業員が連絡を受けて、

修理をして、支払いが終了するまで、

1時間もかかっていない軽微な仕事です。

大盤振る舞いで時給5,000円払ったとしても、

これだけの利益が一瞬で生まれます

 

・仕入原価が少ない

・緊急性があるので高価格で受注可能

・そこら中でトラブルがある

 

確かに儲かる条件は整っていますね。

個人でやっているような水道屋でも、

大きな広告をかけることなく、

しっかりとしたSEO対策ができれば

十分儲かるようなビジネスかもしれません。

とは言っても、

水回りの工事というのは、

今回みたいな簡単な工事であればいいですが、

水漏れは目視できない箇所を直すことも多いでしょう。

配管から漏れたりした場合は原因追求にも相当な労力を要します。

また、汚水が溢れることもあるでしょうし、

危険を伴うこともあるかもしれません。

もちろん楽な仕事とは到底言えないでしょうが、

集客方法と人材確保ができてしまえば、

会社自体は高い確率で儲かるビジネスだと思いました。

できれば水道屋さんのクライアントとお仕事をさせて頂いて、

実際の数字を見てみたいものです。

 

まとめ

水回りのトラブルについては、

・即解決は大げさ

・安く載せている料金の通りにはいかない

ということを学びました。

ただし、こうやって色々なノウハウをため込んでいく作業

本当に楽しいですね。

もちろん本業の税理士もそうですが、

勉強することやインターネットの知識だけでは学べない

体験するからこそ身につくものということが沢山あります。

世の中には知らないことだらけ。

日々勉強ということでこれからも精進していきます。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。