皆さん、こんにちは。
池袋の開業税理士、竹田健司です。
税理士試験は
受験地を自分で選択することができます。
住所地等によるわけではなく、
好きな受験地を選択できるのが特徴です。
会計人コースによる直近5年間の調査
先日私が執筆させて頂いた、
会計人コースの編集者の方が調査した結果です。
会計人コースの令和元年6月号にて、
直近5年間による受験地別の合格率を
調査されております。
1位は京都府 21.3%
1位は京都府ということで、なんと21.3%!
かなり高いですね。
8月は京都旅行を兼ねての税理士受験が
今後は流行るのでしょうか(笑)。
統計的に関西地の方が
合格率が高いそうです。
最下位は東京都 12.0%
まさかの東京が最下位!12.0%です。
なんと京都とは9.3%の差が・・・。
東京で受けていた私としては
愕然とするデータです(泣)。
竹田の考察
東京は受験者数が多いため、
なんちゃって受験生も多いことから、
このような結果になっているのでしょうか?
しかし他の受験地にも
なんちゃって受験生もおりますし、
これは合格率ですので、違う気も。
推測ですが、
あえて地方受験をするという方は結構います。
クーラーが壊れる可能性があるので、
北海道で受けるとか、
電車トラブルが怖いので首都圏は避けるとか。
そういった選択をする方は、
ベテラン受験生ですし、
合格する可能性がそもそも高いと思われます。
その数が反映されている可能性もあるかなと。
他の可能性として、
東京の場合、受験生が多いのに加えて、
会場も大きくはありません。
必然的に狭い机で受験することになるので、
他の受験地と比べると、
明らかな不利を受けている
可能性もあるのかなと。
これからは地方受験の時代?
ここまで合格率が違うのであれば、
本当に地方受験を考えるのもいいかなと。
それこそ、試験が終わってからの旅行なんて
晴れ晴れした気分で本当に楽しいかも。
資格学校の講師の方などで科目合格者の先生は、
生徒に見られないようにするため、
わざわざ地方受験をする、
といったことも聞いたことがありますね。
宿泊受験をしました
実は私も一度だけ宿泊をして
税理士試験を受けたことがあります。
東日本大震災の年は
会場の広さや避難経路その他諸々の条件で、
私の受験地は横浜になりました。
税理士試験2日目の消費税
税理士試験3日目の法人税
の受験がありました。
埼玉県在住ですし、
法人税は一番早い時間でしたので、
泊まるしかありません。
早めにビジネスホテルを予約し、
いざ本番。
宿泊受験の洗礼
最初の消費税法はなかなかの出来具合。
「これは二科目合格で税理士試験終わりかな」
なんて思いを馳せながら、
受験会場から徒歩でホテルへ。
しかし、そこからが恐怖の始まり。
消費税法は午後の試験なので、
当日はたんまりと睡眠を取っての会場入り。
そして極度の興奮状態かつ慣れない枕。
なんと、一睡も眠れませんでした・・・。
普段は布団に入ると30秒で眠れるため、
早朝の新聞配達のバイク音が聞こえてきた時は、
「終わったな・・・。」
と思いましたね(泣)。
そのような状態で税理士試験を
突破できるはずもなく、
法人税法は不合格。
消費税法が合格していただけに、
かなり悔しい思いをしました。
こういった恐ろしい事例もありますので、
宿泊受験には十分お気をつけください。
まとめ
受験地によって
ここまで合格率に差が出るのかと、
かなりビックリした統計です。
因果関係は不明ですが、
れっきとした事実なので、
合格確率を少しでもあげるためには
地方受験は要検討事項かなと思います。
ただし、慣れないことをすると、
私のような恐ろしい事態になりかねません。
アウェーの洗礼を受けることも
想定された方がよろしいかと思います。