皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

税理士として独立してから一年以上経ちますが、

その大変さと楽しさを実感する日々です。

今回は税理士受験生、そして

独立を考えている税理士さん向けのお話。

 

いつまで繁忙期？

勤務税理士の時代はそれなりに忙しく、

ずっと残業の日々でした。

ただし7月になると定時で帰れるようになり、

10月くらいまではそのような感じでした。

開業税理士も同じような傾向、

むしろもっと早く帰れるかと思いきや・・・。

全くそんなことはなかったです。

本当にありがたいことですが、

一歳の子供がいるので、複雑な気持ち（笑）

8月になっても定時で帰れることはなく、

お盆も仕事に行っておりました。

 

税理士は食えない説

独立するにあたり、

色々な書籍やネット検索をしました。

独立税理士の実態はどうなのかと。

さすがに書籍となっているものは、

成功体験ばかりなので、

ある意味参考外だと思いました。

しかし、ネット検索の場合

しっかりとネガティブな意見もあり、

かなり参考になりました。

とある税理士さんの独立開業セミナーに

一度参加した時も、

その先生は本音を語って下さり、

暇で暇で、壁をずっと見ながら、

貯金をすり減らす毎日だったそうです。

大変貴重なお話でした。

税理士となってからも、

独立して相当厳しい状況の方や、

やっていけないので、

いったん勤務税理士に戻る方、

様々なお話も聞きましたので、

税理士が食えない説は

間違っていない事を身に染みて感じました。

 

竹田が何故忙しいか

単純に経営に慣れていないから（笑）

勤務税理士の時は、与えられる仕事を

こなすだけでよかったのですが、

会社の経営となると、

お金の管理、営業、自社の会計業務・・・

今まで全くやらなかった業務が

一気に増えます。

やはり慣れない仕事となると

効率が悪く、非常に時間と労力がかかります。

後は、我ながら色々なことをやりすぎですね（笑）

それが後々の売上に貢献することもあれば、

全くしないこともあります。

そういった仕事もスケジュールさえ空いていれば

すぐ入れてしまうので、

暇な時間は一切無くなります。

 

1,000万円はすぐいく

実は、この言葉が結構心に刺さり、

心の拠り所にしてました。

税理士事務所への就職活動の際に

とある税理士法人の面接を受けました。

その面接の際に独立の意向を聞かれ、

正直に独立する意思を述べましたところ、

「まぁ、1,000万円なんて、

すぐいきますからね。」

と言われました。

それが売上なのか利益なのかはわかりませんが、

私はその言葉に妙な安心感を覚え、

心の拠り所にしておりました。

その方が私に嘘をつく理由がないですから。

結局、その税理士法人は

凄く入りたかったのですが、

距離的な問題等もあり断念。それでも

非常にありがたい言葉でした。

そして、実際に独立してみて、

1,000万円については

私も同じような印象を持っております。

 

独立するために

とは言っても、

独立のための準備は相当した方だと思います。

そもそも地方公務員から税理士に

転職する時から独立しか考えていませんでした。

そして5年以内に池袋で独立したかったので、

全てのことを逆算して行動しました。

 

・経験値を積むため収入には目をつぶり

あえて小さい事務所に就職

・勉強時間確保のため自転車で通える事務所に就職

・池袋の通勤圏内に家を購入

・会計税務だけでなく、ビジネス的なアドバイス

をできるようにしたいため、MBAを取得

・どの会計ソフトが使いやすいか、

またコスパはどうなのかの研究

・事務所はマンションタイプか

オフィスタイプか、メリットデメリットの研究

・池袋での物件探し

 

これらをしていたため、

すんなり独立税理士として

スタートできたのだと思います。

 

まとめ

本日は独立税理士が食えないと言われる

理由について考察しました。

個人的に、一年目は苦労しましたが、

それでも食えないということはないですし、

二年目はずっと繁忙期状態。

これだけ働いているので、

さすがに勤務税理士時代の収入は

超えております。

特別優秀というわけではない

私が独立税理士としてすんなりデビュー

できたことを考えると、

しっかり準備して独立をすれば、

税理士として食えないことには

ならないかなと個人的に思います。