税理士試験ブログ 簿記論大幅点数UPの方法

私が最初に受験した科目は簿記論です。

初年度は国税徴収法とのダブル受験でした。

私は大学時代に日商簿記二級に受かっていたので、

正直簿記論は楽勝だと思っていました。実際学習してみると・・・。

調子に乗ってごめんなさい!難しかった!

簿記論は2時間で

第1問 25点

第2問 25点

第3問 50点

の配点で行われます。

試験日も3日あるうちの初日の最初の時間。

受験生も一番多いので、税理士の登竜門的存在

 

 

初年度

なかなかコツも掴めず、全く点数は上がりませんでした。

特に厳しかったのが時間です。

時間が全く足りない

小テストくらいであれば問題なく解けても、

2時間の答練になると全く時間が足りないのです。

また、非常に難しい問題も散りばめられていて、

そこにハマってしまう傾向もありました。

なんとかくらいついていって、

もしかしたら合格できるかもくらいに成績は伸ばしたつもりですが、

結果はまさかのC判定(泣)

本試験の帰りにラーメン屋に行き、

簡単に見直しと自己採点をしたのですが、

「こりゃ無理だ・・・」というレベルでした。

 

 

簿記論点数UPの方法 ポールペン編

頑張るしかないので、引き続き勉強していたのですが、

他の方のアドバイス等を参考に、

色々試してみようと思いました。

非常に効果的だったのが、ボールペンを青に変えたことです!

「えっ、そんなことで成績上がったら苦労しないよ」

と言われそうですが、

これは非常に効果的でした。

理由は後述する、問題用紙への書込みが、

青ボールペンにしたことにより、非常に見やすくなり、

集計漏れやミスが減ったことです。

それも細いゲルインクボールペンを使ったため、

問題用紙の少ないスペースにもかけたので、それも良かったです。

 

簿記論点数UPの方法 問題用紙への書込み

答練を何度も解き直すのは、成績アップに不可欠だと思いますが、

わりと多いのが、問題に何も書き込みたくないという方です。

書き込んでしまったら、次の解き直しができないから。

これは非常に非効率!

本番は書込み用のペラ一枚が与えられますが、

私はこれは一切使いません

簿記論は時間との勝負なので、T勘定など書いている余裕がないです。

それよりも貸借対照表や損益計算書に直接書き込んでった方が

スピードと精度が確実に高まります。

当然練習からそのようにしなければなりません。

よって、問題用紙はコピー代をケチらず、

バンバンコピーして、毎回新しいのを使いましょう。

 

簿記論点数UPの方法 間違いノート

これは実践しいてる方は多いかもしれませんが、

間違いノートは絶対作成した方がいいと思います。

やはり間違える箇所ってだいたい同じですし、

苦手なところは誰にでもあります。

それをノートにドンドン書き込んでいき、

見直しをしていけば、頭に定着するので、間違えなくなります。

私はその見直しを毎週しておりました。

間違いノートを毎週最初から最後までを確認するのです。

確かに書き込む内容が増えていくので、確認は大変ですが、

毎週見ていると慣れてくるので、確認時間も早まっていき、

週一回の確認もストレスなくできました。

これだけやれば、むしろ苦手箇所が得意になっていきましたね。

 

簿記論点数UPの方法 時間の使い方

初年度は頭から解いていましたが、

解く順番を変え、下記の方式にしたところ、成績が非常に上がりました。

125分

350分

225分

余った20分で飛ばしたところを解く

ポイントは、制限時間を短く設定するのと、

解く順番を変えたことです。普段の答練でも必ず守るようにしておりました。

やはり重要なのは第3問だと思います。配点も50点ですしね。

一番マズイのは第1問と第2問に手間取って時間もなくなり、

焦った状態での第3問。

これはほとんど落ちるパターン。私の初年度です(泣)

これは語るのは簡単ですが、実践するのは難しいです。

例えば第3問は通常60分でも足りないのを、50分で解くわけですから、

相当なトレーニングが必要です。

よく講師の方が「問題の取捨選択が重要」と言っておりましたが、

私にはそれが難しかったです。

難しくて飛ばす問題の判断もできないですし、

「もしかしたら取れる問題かも。」

とか思ってしまうタイプなので・・・。

そうやって難しい問題にハマって時間をロスしていたのですが、

この方法を始めたところ、その取捨選択がかなりできるようになりました。

この時間設定だとどう考えても時間が足りないので、

1秒で判断するようになりました。

どのみち最後には時間が余るので、

できそうなのはそこでやることができるのです。

そのようにして非常に効率的に点数が取れるようになりました。

実はこのやり方を始めたのは三年目で、

成績の伸びと安定度は凄まじかったです。

 

まとめ

簿記論は当然基本の学習は必要ですが、

他の科目と比較すると、

上記のようなテクニックによって

点数が大きく変わってくる科目とだと実感しております。

もちろんテクニックのみに頼るのは問題がありますが、

上記以外にもご自分に向いている方法が必ずあります。

トライ&エラーで何事も挑戦し、

自分に合った方法を見つけて、

泥臭く一点でも多くとることが、

簿記論の合格の秘訣だと思います。

 

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。