税理士試験の点数公開

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

先日税理士会からのアンケートで、

税理士試験制度のあり方を

回答する箇所がありました。

その中の設問に

税理士試験における点数の公開

をどう思うかの欄がありました。

 

点数の公開

不合格者のみ

点数が公開されるようになります。

点数の公開は大きな進歩ですよね。

正直、

「ちゃんと採点されてるのかな・・・」

と思うこともあったので、

試験の透明性という面では

非常に評価されるべき変更です。

本当にちゃんと採点されているのか、

税理士試験を受けたことがある方なら

一度は思ったことがあるはず。

 

採点ミスとかないのかな

計算問題は様々な人が関わって

採点しているらしい、

ということは聞いたことありますが、

理論については、

試験委員が全て採点しているようです。

まぁ、そうしないと不公平ですからね。

ただ、あの人数を一人で採点とか

だいぶキツイ作業です。

我々が通っていた中学校のテストですら、

採点ミスはかなり多かった記憶があります。

そう考えると、間違いなく採点ミスは

起こるのが普通かなと。

疲れもありますし、読み間違い等もあるかもしれません。

ただし、現状採点ミスがあったとしても、

知るすべはないですし、

これが点数の公開となっても、

結局知るすべはないですね。

さすがに試験答案の返却には今後も絶対ならないとは

思いますが、今回の改正は

結構な進歩だと思います。

 

点数公開ツライ面も・・・

それなりに勉強した人は、

不合格の場合は、大体A判定です。

そうなると点数公開される方がツライかも。

もし結果通知に59点と書いてあったら、

メンタルやられそう(泣)。

そのたった1点で、

莫大な時間と労力とお金が必要になります。

もし、自分がその立場になったら、

結構キツイと思います。

ただ、私は物事は前向きに考えるべきだと

思っているので、

「このままの勉強法を続ければ、

来年は確実に受かる。」

と捉えた方がいいと思います。

場合によっては、

もう1科目増やしてもいいかもしれません。

そういった一つの指標になるのであれば、

我々にとっては、

非常に有益な変更点だと思います。

 

まとめ

私は税理士会のアンケートで、

税理士試験における点数の公開は

支持するとして提出しました。

もしかしたら

受験者数減少を止める一環としての

新たな施策なのかもしれません。

ただ、こういった制度の改革による

古いやり方の打破は、

少なからず自分たちに有益な効果を

もたらすと思います。

12月が待ち遠しいですね。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。