e-Tax電子申告システムが変更に

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

先日、電子申告関連のアップデートが

入りました。

マニュアルを読み込みながら、

インストール作業。

思ったより、難しかった。

 

変更を簡単に言うと

メッセージボックスの扱いが

より厳格化されました。

メッセージボックスというのは、

電子申告をした際の受領通知だったり、

申告のお知らせをe-Taxを経由して、

税理士側に電子メールが来るシステム。

今までは、税務代理をしている

顧問税理士に当たり前に来ておりましたが、

それが変更となりました。

原則として納税者本人にのみ通知する

こととなりました。

実は税理士会の研修にて、

この改定について勉強したのですが、

最初聞いた時

「ヤバすぎる・・・」

と思いました(笑)。

 

メッセージボックスはよく見る

電子申告システムで

メッセージボックスはよく見ます。

電子申告申請をした際や、

一番使うのは決算時の中間納付額の

確認作業でしょう。

それを今まではIDとパスワードを入力し、

税理士が確認できていたものが、

納税者であるお客様にわざわざ

連絡しないと取得できない。

そもそも取得するのは

慣れれば簡単ですが、

慣れない方には非常にストレスになります。

パソコンに苦手意識がある方なら

強い嫌悪感を抱くでしょう。

 

本人の同意があればOK

税理士が代理受領するのではなく、

納税者から転送してもらい、

それを税理士が確認するという

スタンスになりました。

税理士側で転送設定をすることにより、

今まで通り受領することが可能です。

それには納税者からの同意が必要です。

弊所は税務システムは

JDLを利用してまして、

先日のアップデートで

電子申告の同意者にその文言が

追加されておりました。

そのため新規契約の方については、

その際のご確認でOK。

既存のお客様には口頭又はメールにて

確認しております。

正直なところ

「勝手に受領しやがって!」

なんて方はいないと思いますが、

同意が必要なのでやるべきことは

やりましょう。

皆さん、最初は何のことだかポカーン・・・

という感じですが、

主旨をご説明すると

「もちろん構いません!」

と仰います。

 

まとめ

個人情報保護やコンプライアンスが

厳格化していくのは

どのような業界でも同じですね。

今回の変更は実質的には前と方法は

変わらないため助かりましたが、

処理が煩雑化するような改定は

実務家として本当にご勘弁。

何より納税者であるお客様に

迷惑がかかるような改定は

今後もないといいですね。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。