皆さん、こんにちは。
池袋の開業税理士、竹田健司です。
古くからの友達で、税理士資格取得後、
一つの税理士法人で長くスキルを磨き、
この度、その会社を辞めて開業するそうです。
大変めでたいですね。
そして先日辞表を提出されましたが、
これからが戦いと言っておりました。
その真意は?
代表から引き留めにあう
かなり大所帯の事務所とのことですが、
代表に呼ばれて、
直々に引き留めにあったそうです。
その方は3ヶ月以上先の期限で
辞める旨を伝えております。
そうなれば急に辞めるわけでもないですし、
正当な辞め方と言えるでしょう。
それでも、あと一年くらいは慰留要請を
受けたそうです。
「狭い世界だから、
くれぐれも円満に・・・」
と代表に釘も刺されたそうです。
もはや脅しっぽいですね(笑)。
退職者が多い事務所
その税理士事務所は最近
退職者がごっそりいるとのこと。
何でも新たな体制を始めようと動き出したが、
元々抜けたいと思ってた人が多く、
これを機に辞めていくメンバーが多かったそう。
その辞めるメンバー同士で会社を立ち上げたり、
自分の顧客を流出させるケースもあり、
だいぶ探りを入れられたとのこと。
当然そういった事実はないことを
伝えたそうですが、
これからも色々聞かれそうと言っておりました。
そういったことが続くと、
会社側は疑心暗鬼になるものですね。
パートナー契約の打診まで
そこは相当有名な事務所ですが、
その方にパートナーの契約の話まで
代表からあったそうです。
当然、代表も有名人なので、
その方にそこまで言わせる優秀な人材。
会社としての損失も多く、
監視の意味合いも恐らくあると言ってましたね。
せっかくの独立なのに、
今までの主従関係が
そのまま続いてしまうようで、
そういった関係を嫌う方は多いかも。
その方も当然断ったそうです。
仕事が振られまくる
その事務所の他の人の例ですが、
辞表を提出後に、
今までとは全く違う量の仕事を
振られるようになったそう。
おかげで余った有給も全く使えなかった
そうです。
中には
「有給使うんで、それは無理です。」
とキッパリ言う人もいるかも。
どうせ辞めるのだし、
言ったもん勝ちなところもありますね。
まとめ
税理士として独立することは
大変おめでたいことですし、
本当の勝負はこれからと言えます。
そのため、長く勤め上げた社員には、
会社側も気持ちよく独立させてあげたら、
その方も頑張れると思いますが、
そういう会社は少ないかも・・・。
業界的には今回あげたような例は非常に多いです。
特に離職率が高く、
退職によるトラブルが多いような会社は、
長く勤めれば勤めるほど、
辞めにくい状況になってきます。
多くの貢献をしてきた社員であれば、
辞める時くらい、会社の都合は無視して、
キッパリと辞める日にちを伝え、
その日を目指して準備を整える方が
良いのかもしれませんね。