税理士試験における耳栓勉強法

皆さまこんにちは。池袋の開業税理士、竹田健司です。

今回は集中力の話題として、

私が行っていた耳栓勉強法を取り上げたいと思います。

 

耳栓を使っていた理由

大学受験の際に初めて知ったのですが、

私は極限まで集中力が高まると

とんでもない能力が発揮できることを発見しました。

センター試験で、最初の科目は英語。

結構自信があったのですが、

試験をやってみて感じたのは、

期待していたほどの得点は見込めなそうでした。

最初から失敗したので後がありません。

次は得意の数学。

休憩時間は誰とも話さず、数学の勉強も何もせず、

目をつぶって、ひたすら心の中で

「絶対100点取る・・・。絶対100点取る・・・。」

と繰り返し念じておりました。

まぁただのヤバイ奴です(笑)。

そしたら自己採点で、100点ではありませんでしたが、

ほぼそれに近い点数が取れていました。

スポーツ選手でもそうですが、

極限まで集中力が高まると実力以上の力が出せることもあります。

それを税理士試験でも応用しようと思い、

その集中力を高めるツールとして耳栓を使っておりました。

今思うと集中力がないからこそ使っていたような気がします。

例えば、隣の方が物凄く電卓の音がうるさかったり、

咳が止まらない場合などは、

全く集中できず、散々な結果になります。

そういうトラブルって本番に限っておきるもの。

最初はそれを防ぐための耳栓でした。

普段の答練から使っており、

自宅勉強の際にも耳栓をしながら勉強してました。

 

今は本試験で耳栓は使えない

先に言っておかないと。

本試験ではもう耳栓は使えないはずです!

少し前に大学受験でカンニングが横行した事件がありました。

スマホが流行りだした頃です。

その一環で、税理士試験でもカンニングには非常に敏感になり、

耳栓が禁止になったようです。

確かにワイヤレスのもので、

カンニングとかもできるかもしれないですからね。

受験要項には耳栓禁止とは書いてなかったと思うのですが、

試験前の説明で耳栓の禁止が述べられたのかもしれません。

試験管が黒板に注意事項を書いたりするのですが、

あれは小さくて見えないです(汗)。

それを知らずに試験を受けていた際に、

試験管に肩を叩かれ、

耳栓が禁止であることを告げられました。正直

「あっ、終わった・・・。」

と思いました。

知らなかったとはいえ、カンニングと思われても仕方ない行為。

たとえ試験は続行できたとしても、

不正受験者と見なされ、マイナスポイントを受けるのでは・・・?

とか考え出したら止まりません。

途中で頭を切り替えてなんとか問題を解き始めましたが、

かなり動揺しました。

まぁ、結果的にはその科目は合格したので、

諦めずに頑張ってよかったです。

諦めたら試合終了ですからね。

 

重要なのはルーティーン

耳栓を使うのは、周りの音が遮断できること以外に、

試験を受けるための一つのルーティーンでした。

ルーティーンとして有名なところでは、

バッターボックスに入る時のイチロー選手や、

ラグビーの五郎丸選手でしょうか。

試験前開始の合図とともに耳栓をすると、

心が落ち着いて、スッと問題に入れる感覚がありました。

このようなルーティーンを身に付けるのは

本試験で非常に有利に働きます。

緊張する場面であればあるほど、

普段の力がどれだけ出せるかが問われます。

そう考えると、耳栓である必要はないのです。

あまり派手なことをすると怒られてしまうでしょうが、

自分なりの動きなのか、

イメージなのか、

ペン回しをしてみるとか。

簡単なものでも大きな効果を得られる可能性がありますので、

色々と試してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

私は集中力を高めるために耳栓を使っておりました。

それは音を遮断して集中することと、

耳栓をすること自体が、

試験を受けるためのルーティーンだったため、

そこで一気に集中力を高めることができたからです

現時点では耳栓を使って本試験を受けられない以上、

ご自分の集中力の高め方を見つけるため、

色々と試されるのはいかがでしょうか。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。