税理士試験における語呂合わせ最強説

皆さまこんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

本日は理論暗記における

語呂合わせについて。

 

語呂合わせしまくり

私は理論暗記について、

語呂合わせをしまくりました。

場合によっては資格学校の講師の方が、

その語呂合わせを

教えてくれる場合もあります。

そういった場合は

素直にそれを覚えてましたが、

私の場合はほとんどがオリジナルでしたね。覚える内容は例えば、

これは法人税法の利益積立金額の理論です。

しょうがじゅかんくりけつ

と書いてあります。意味不明(笑)。

でも本人にしたら一度覚えてしまえば、

忘れません。

こんな形で、

列挙するような理論については、

積極的に意味不明語呂合わせで

覚えておりました。

 

1192作ろう鎌倉幕府は絶対忘れない

昔、学校の勉強で

語呂合わせで覚えたものって、

今でも結構覚えてませんか?

私は社会で勉強した年号を

語呂合わせでかなり覚えたので、

日清戦争が何年に起こったか、

といった超メジャー年号以外のものでも、

かなり覚えてます。

 

というのも、

人間の記憶は

知識記憶経験記憶に分かれます。

知識記憶というものは、

簡単に言うと、

普通の勉強で覚えた記憶です。

それに対して、

経験記憶というものは、

自分が実際に経験したものが

記憶されたもの。

そのため、

知識記憶は覚えにくいし、忘れやすい、

というデメリットがあるのに対して、

経験記憶は覚えやすいし、

忘れにくいというメリットがあります。

 

語呂合わせで覚える方法は

本来なら知識記憶であろうものを、

経験記憶に寄せて覚える方法のため、

通常に覚えるよりも、

かなり覚えやすいですし、

なかなか忘れません。

さらに自分のオリジナルで覚えた方が、

経験記憶としての色合いが

強くなりますので、

非常に効果は高いです。

 

横断的な問題に強い

以前、法人税法の計算の問題で、

このような問題が出ました。

「青色申告による効果を述べよ。」

といった問題です。

もちろん青色申告絡みの理論については、

沢山学習するのですが、

テキストでも理論マスターでも、

出て来るところはバラバラです。

しかも理論問題ではなく、

計算問題で出るとは、

当時は誰も考えていないので、

面を食らった受験生がほとんど。

このような横断的な学習は

してこなかったので、

落ち着いて考えればできそうなのですが、

今回のような違った角度からの

問題が出るのが本試験で怖いところです。

 

私は青色申告について、

全てではないですが、

青色申告することで

納税者有利となる内容を、

その頭の文字のみで繋げた

語呂合わせで覚えていたのです。

1192作ろう鎌倉幕府、

どころではなく、

完全にオリジナルの意味不明の

語呂合わせでしたが。

そのため、本番では、

まずその頭の文字だけを繋げた

語呂合わせを、

問題の余白に書き、

解答スペースから、

どの程度まで理論を書けば

高得点が取れるかを判断して、

効率よく解答することができました。

理論を書きすぎてタイムアップ

ということもよくある話なので、

それを防げた面でも

非常に大きかったです。

 

まとめ

オリジナルの語呂合わせで、

理論を覚えることは

非常に有効だと思います。

勉強から解放され、

税理士になった今でも覚えております。

実際にクライアントから聞かれた

内容に対して、

その語呂合わせから覚えた内容によって

すんなりと回答できたということも

何度かあります。

税理士試験で、

特に税法に進むと

覚える内容が多すぎて頭がパンクします。

そのため、

経験記憶として覚えることができる

語呂合わせで覚えることによって、

少しでも簡単に覚えるようにすることが、

税法理論の学習をラクにすると思います。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。