飲食店の顧客リストを集める技

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

本日は、飲食店における、

ある努力と工夫で、

顧客リストを増やし続け、

売上を伸ばすやり方について。

特に居酒屋さんとかで

多いイメージがありますが、

名刺交換をすることによって、

何らかのサービスを

受けたことはないですか?

今回は名刺交換による

顧客リストの集め方について考察します。

 

名刺交換!

名刺交換によって、

ガンガン顧客リストを集めるやり方。

従業員の名刺をもらえる飲食店は

最近見かけるようになりましたが、

名刺交換をする飲食店は、

まだまだ多くない印象です。

 

まず名刺を作る

ホールの従業員には

全員名刺を持たせます。

できれば、個人ごとの名刺で、

顔写真や顔イラストが入ったものが

ベストです。

あまりに入れ替わりが多い店舗だと、

毎回作成するのは、

手間とコストはかかりますが、

顧客リストを集めるのと同時に、

そのような名刺であれば、

再来店を促す効果も期待できますので。

そして、かなり安く作れるので、

結構当社でも、

クライアントさんから名刺の作成

を依頼されることも多くなりました。

 

着席時に名刺交換を促す

何もアナウンスがないと、

こちらの名刺を渡して終了です。

お客様の名刺を頂くことは難しいでしょう。

着席時にこのように言います。

「名刺交換をして頂いたお客様には、

ウェルカムドリンクをサービス

させて頂いております。」

ドリンク一杯無料だと、

本来その方が頼むはずだった、

ドリンク一杯の売上がゼロになりますし、

次回のドリンク一杯無料券だと、

名刺交換に応じるか微妙なところです。

そう考えると、

量を少なめにした

ウェルカムドリンクであれば、

利益に与えるマイナスの影響も少なく、

顧客側としても、

料理が提供されるまでの

繋ぎになるため、

名刺交換に応じる可能性が

非常に高まります。

 

名刺をリスト化する

交換した名刺については、

エクセル等でも構わないので

リスト化します。

これは来店の可能性が非常に高い

見込み客リストになるため、

不特定多数を対象とした広告媒体より、

非常にコスパが高い方法です。

 

リストに従った販促活動

今後はそのリストを用いて、

販促活動をしていきます。

メールを送ることや、

旧式な方法のダイレクトメールを

郵送する方法も、

いまだにそれなりの効果があります。

差込印刷という方法で

エクセルとワードと連携させれば、

ラベルシールの印刷が自動でされ、

大きな手間もなく送ることができますよ。

また入手するのが名刺の場合、

その方のみならず、

会社単位にアプローチ可能です。

会社には宴会のお知らせ等をして、

それが来店に繋がった場合は、

売上に大きく貢献しますので、

非常に効果的です。

 

機会損失

飲食店は見込み客リストを

持っているかどうかで、

売上が大きく変わってきます。

先ほどあげた手法により、

再来店を促すこともできますし、

特にそれを感じるのはイベント時。

定期的にくるお客様でも、

それが2〜3ヶ月に一回の方は、

何かイベントがあっても、

来たのはその後。

結局気づかずにスルーしていた、

といったことがよく起こります。

その場合、おそらくその方、

もしくはそのグループの

一回分の売上の機会損失となります。

この一回分の機会損失が

あるかどうかで、

年間売上、及び利益に与えるインパクトは

相当変わってきます。

 

まとめ

本日は、飲食店において、

意外に軽視されがちな

見込み顧客リストについて考察しました。

どれくらいの数があれば安心かと言うと、

もちろんお店の規模にもよりますが、

100、200くらいじゃ足りないでしょう。

1000人規模では必要かなと思います。

集めるのは色々な方法がありますが、

今回紹介した名刺交換により、

地道に集めるのも効果的です。

そのようなリストがない方は、

ぜひチャレンジして頂ければと思います。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。