飲食店におけるポジショニングの重要性

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

本日はマーケティングにおいて

重要な考え方となる、

ポジショニングについて。

これはSTP分析という

有名なフレームワークの

最後の段階となります。

 

ポジショニングとは

セグメンテーションによって、

選定した顧客層に対し与える利益を、

その顧客層から価値を認識してもらう

位置付けを言います。

言葉にすると分かりづらいですが、

図にすると簡単です。

私のような税理士業だと、

 

これはポジショニングマップと言われる

ものです。

 

ポジショニングマップは非常に便利

これは、自分のビジネスが他社と比べ、

どのような位置付けか確認できると共に、

自分のビジネスを他者に説明する際、

ビジネスの規模や方向性が一目瞭然

となります。

もちろん、これでビジネスの全てを

理解することはできませんが、

おおよそのあたりをつけることが可能です。

例えば銀行に融資をお願いするにあたり、

このような資料があると、

一目でこのビジネスの位置付けがわかるため、

大変好感がもたれます。

 

ポジショニングの軸を決める

自社のポジショニングを決めるには、

その軸となる項目を決める必要があります。

それを決めるには以下の要素を

考える必要があります。

・顧客視点で考えるとどうか

・競合他社と比較してどうか

この2つが重要となります。

 

飲食店の例を見る

ビジネススクールでも、

よく題材として使われるのは

マクドナルドとモスバーガーです。

今回のポジショニングのみならず、

色々なフレームワークにおいて、

その比較の題材にされます。

今回のポジショニングで言うならば、

マクドナルドは「低価格」

モスバーガーは「高品質」

となります。

横軸に価格、縦軸に品質を据えることにより、

ハンバーガー業界のポジショニングマップ

を作ることができます。

もしハンバーガーショップを立ち上げ、

果敢にもこの業界に進出し、

一石を投じたいと思うなら、

その各社のポジショニングの中で、

自社はどのポジションにあり、

どこを目指すのかを

明確にする必要があるのです。

 

ポジショニングのメリット

ポジショニングをしっかり決めずに

ビジネスを始めると、

いずれ集客に困ることになるか、

もしくは経営を維持するためには、

価格競争の中に参入せざるを得ない状況

になります。

そうならないために、

自社のポジションを明確にし、

その強みを生かしたビジネスを

展開する必要があります。

 

ポジショニング流れ

先ほども述べたよう、

ポジショニングはSTP分析をする際の

一つの手段です。

流れとしては

セグメンテーションにより

市場を細分化し、

ターゲティングにより、

どの顧客層を狙うかを定め、

ポジショニングにより、

自社の位置付けを決める、

簡単にいうと、このような流れです。

 

まとめ

ポジショニングについては、

考え方は難しくなく、

非常に扱いやすいです。

その割にビジネスを成功させるには

非常に重要な考え方でもあり、

他者へ自分のビジネスを説明する際にも、

非常に有効なツールとなります。

ビジネスを始める際には、

必ず自社のポジションを明確にし、

それを目標に進めましょう。

 

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。