税理士試験合格のための講師の選び方

こんにちは、池袋の開業税理士、竹田健司です。

お盆中の出勤ですが、

新しいお客様ともご成約できて、楽しい一日です。

開業すると、この自由さが醍醐味です。

毎日仕事が楽しいので、

仕事をしているのか、遊んでいるのかわからないほど。

 

本日は私が受験生時代の経験から、

講師をどのようにして選んでいたかをお伝えいたします。

 

できれば複数校に通う

私はTACに通っており、

通信と通学を混ぜて受験しておりました。

2科目ずつの受験だったので、

1科目は通学、もう1科目は通信といった感じです。

その通学について、仕事をしながらの受験であり、

また職場の近くにTACがなかったため、

どうしても通うのは土日に限定となります。

そうなると、どうしても教わる講師が決まってしまうことから、

複数校に通うこととしておりました。

年によって通う学校を変える感じです。

実際に通ったのは水道橋、大宮、池袋です。

 

学校を変える理由

学校を年によって変えていたのは、好きな講師を選ぶためです。

やはり人気講師というものは存在します。

人気講師の授業はとても混んでいましたね。

また、それ以上に講師との相性も重要です。

人気だからといって、それが自分に必ず合うとは限りませんしね。

また、学校を変えると、勉強のマンネリ化を防げます

環境を変えて新しい場所で勉強することは本当に心機一転しますよ。

合格、不合格に関わらず、

新しい気持ちで勉強をできるのはとても効果的でした。

 

試験委員対策をしてくれる

講師は基本的にはテキストに沿った形で進めていきますが、

途中から講師の独自性をかなり出してきます。

直前期になればなるほどその傾向が強い。

良かった講師の事例として、

合格する可能性を少しでも高めるため、

その試験委員の論文や文献を読み込み

試験委員の興味がある箇所や強みを研究し、

それを事例問題として作成したものを

教えてくれる講師の方がおりました。

完全な試験委員対策です。

やはり試験委員の興味がある箇所が出題される可能性は高いです。

個人的にもこのやり方は非常に効果的でありましたし、

「講師の方も努力してくれてるんだなぁ。」

と感心した覚えがあります。

 

自分が合格した勉強法を教えてくれる

勉強法というものは人それぞれですし、

自分に合ったやり方というものはあります。

ただし、中にはそれを無視し、

自分の合格したやり方をレクチャーしてくれる方もおりました。

その方は

「私のやり方は他の講師とは違います。

合わないと感じた方は、ぜひ早めに講師を変えて下さい。」

と最初の授業に宣言しておりました。

これは大変リスクがありますよね。

我々としても合わなかったら合格できません。

また講師側にも高いリスクが。

もし不合格であった場合、

その講師の教え方が悪いと言われかねませんので

よっぽどテキスト通りに教えた方が楽ですし、

そういった責任も軽くなります。

 

実際に教わってみると、その方の教え方は本当に違っておりました。

通常120分のテストを60分で解かされたりしましたから(笑)。

その方に教わったのは財務諸表論でしたが、

一発で合格できました。

常に高い点数を維持できましたし、

本試験も非常に簡単に感じました。

結果的に、

その講師の方が合格したやり方は私にもピッタリでありました。

そのようなリスクを背負って教えている方もいるので、

自分に合う講師を探すことは合格への近道になることもあるでしょう。

 

自分に合う講師の探し方

どの資格学校でも同じだと思いますが、

最初の方はお試し期間なので、

講師の変更は手続き一つで簡単にできるかと思います。

私はその期間を利用し、

合いそうだと思った講師を自分で探しておりました

少し面倒かもしれませんが、

それで勉強期間が一年で終わるなら楽なものです。

今だと、匿名掲示板等、

ネットでも講師の評判がわかるかもしれませんね。

実際にそういう情報は出回っているらしく、何度か聞いたことはあります。

それのみの情報で決めるのはどうかと思いますが、

一つの参考としては有効だと思います。

 

まとめ

税理士試験を合格する上で、

どの講師に教わるかというものは、

非常に重要な要素だと、感じております。

人によってはテキスト通りの教え方の方が向いている方もいるでしょうし、

独自の教え方を全面に押し出している方が、

向いている場合もあるでしょう。

自宅の場所によっては選択できる状態にない方もいるかもしれませんが、

少しでも選択肢がある方は、

自分の目と耳で判断をし、

自分と相性の良い最適な講師を選ぶことができれば、

一発合格も難しくありません

少しの手間と時間はかかりますが、

それが合格への近道になると個人的に思います。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。