税理士試験におけるweb受講の色々なメリット

皆さま、こんにちは。池袋の開業税理士、竹田健司です。

私は働きながらの税理士試験受験で、

通信と通学のハイブリッドで勉強しておりました。

結局、

通学・・・財務諸表論、法人税法

通信・・・国税徴収法、簿記論、消費税法

と合格したため、通信で合格した科目数の方が多いのです。

本日はその受験勉強について、

通信におけるwebで受講することのメリットについて考察します。

 

倍速視聴が最高すぎる!

私は働きながら、毎年2科目ずつ受験していたので、

本当に時間が足りませんでした

そのため時間の削減ができる

TACのweb受講を大いに活用しておりました。

その中で、一番助かった機能は倍速視聴です。

噂によると、今では細かく倍速の指定もできるとのこと。

流石に2倍となると聞き取るのが難しいとは思いますが、

1.2倍や1.5倍くらいなら問題ないかと思います。

戻って聞き直したこともほとんどありませんでしたし。

ちなみに3時間の講義を1.2倍速で視聴すると、

30分も時間が浮きます

1.5倍速だと、なんと1時間の削減!

私のように働きながら勉強もして、

プライベートの時間も削りたくないというワガママさんには

最高のツールでした。

昔から時間の管理は徹底しておりまして、

テレビは絶対リアルタイムでは見ません。

見たいテレビは必ず録画して見ます。

それによってCMを見ないで済むのでかなり時間が削減できます。

それに慣れてしまったので、

税理士試験のない生活の今でも

テレビはリアルタイムで見ません。

ちなみにニュースも録画して、2倍速で見る徹底ぶりです(笑)。

 

移動時間がない

これもメリットの1つです。

私は計3カ所に通いましたが、

いずれも通学時間は往復で2時間ほど。

これがなくなるのもweb受講のメリットです。

ただし、私は通学中は理論学習をしていたので、

移動時間が無駄とはあまり思っていませんでしたね。

電車の中は当然として、ホームで待っている時や、

歩いている時も理論学習をしておりました。

慣れると歩きながらの理論暗記も余裕でできますよ。

そう考えると、移動時間がないというメリットは、

その人の状態によるとも言えますが、

場合によっては大きなメリットとなるでしょう。

 

有名講師の講義

講義の内容としては、

基本的にはその科目の有名講師が担当することが多いと思うので、

わかりやすかった印象があります。

ただし録画視聴になるため、可もなく不可もなくという、

無難な講義になりがちとも言えるかなと。

間違ったことは絶対に言えませんので、仕方のないところ。

例えばリアル講義だと

「絶対ここは本試験で出ます!

ただ、出なくても許して下さいね。」

といった教え方も、感覚的に許されるでしょう。

ただし、録画されてしまうweb講義においては

このような教え方はできないと思われます。

また、講義に良いアクセントを加えてくれる、

講師の雑談もwebではほとんどないので、

個人的には残念でした。

非常に長丁場となる講義の中で、

その講師の方の経験談や最近あったことなどを話してもらえると、

頭のスイッチが切り替わることにより、

良いアクセントになっていたので、個人的には好きでした。

 

板書がいらない

これは資格学校にもよるのかもしれません。

TACでは、リアル講義では板書の配布が厳禁でした。

必ず講師が板書をし、

わざわざ板書をノートに書き写す時間を設けて、

我々はひたすら書くという、大変非効率なやり方でした。

これがweb講義だと、板書はPDFで毎回配布されるので、

わざわざ書き写す必要もないですし、

講師が話した箇所で重要だと思ったものを、

そこに書くことができますので、効率的でした。

これもweb講義のメリットですね。

 

スマホ視聴が便利

私の頃にはなかったので、パソコン視聴のみでしたが、

今はスマホでの視聴が主流になっているようですね。

経験上、文字が小さくて見えないということはないと思います。

働きながらの受験で、

例えば電車に乗っている時間が長い方などは

非常に有効なツールになると思います。

文明の利器を大いに活用しましょう。

 

デメリットも

web講義は自分に甘い人には向きません。

いわゆる未視聴がどんどん溜まって行くタイプの方です。

後で見るとしても、

まとめて一気に見ると確実に理解度は落ちますし、

効率が非常に悪い。

目的が勉強することではなく、

ノルマをこなす事になってしまうパターンです。

私は必ず配信日にその講義を見ることにしておりました。

たとえ飲み会が入ったとしても、

お酒は我慢して、帰宅してから視聴しておりました。

そのように習慣付いていると、

配信日に見ないともはや気持ち悪い

感じになってしまっていましたね。

 

まとめ

私は毎年2科目ずつの受験で、

1つは通学、もう1つはweb講義という勉強の仕方でした。

結果的にはweb講義で受験した科目の方が

合格科目が多かったので、

そのような勉強の仕方が向いている人には

高い効果が期待できます。

特に働きながらの受験の方には

非常に有効な勉強手段だと思います。

上にあげたような多くのメリットを享受できますので、

官報合格者への近道になる可能性があると個人的には思います。

 

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。