皆さまこんにちは。池袋の開業税理士、竹田健司です。
今回は税理士試験における過去問の話し。
割と重要度が高いと思っているので、
話題にあげさせて頂きました。
過去問の重要性
税理士試験において、過去問を解くことは、
今思えば非常に重要だと思います。
意外と同じ問題は数年出ないという観測から、
過去問に手を付けない方もいるかと思います。
確かにそれも一理ありますが、
少なくとも直近3年分くらいは、
過去問を必ずやった方がいいと思います。
2時間測って解く
資格学校によっては
過去問を配布してくれたりするのでしょうか。
もしかしたらネット等にあったりするかも。
(ネット公表の違法性はわかりませんが・・・。)
過去問集は本屋にも売っているので、
できれば購入をオススメします。
また、過去問は資格学校の
トレーニング問題に織り交ぜられていたりするかと思いますが、
そのように単発で取り組むのではなく、
できれば2時間を測って、
本試験同様の状態で解いた方がいいと思います。
合格ボーダー点がわかるので、
その年に受けていたらどうなっていたかという
仮想本試験もできますからね。
本試験は問題の書き方が独特
意外に知らない人も多いかもしれませんが、
これは結構苦しめられます。
資格学校のテストはかなり練り上げられているので、
何を答えればいいのかが、
非常にわかりやすい問題を作っておりますが、
本試験では度々
「これは何を聞いているのだろう・・・」
といった問題が出ます。
問題文の構成が非常に複雑でややこしく、
あえてひっかけてくるような言葉を
使っているとしか思えない問題も。
そのため、普段のテストの点数が良く、
合格は間違いないだろうと言われている人が、
そのような問題を読み間違えたり、
思わぬ方向にハマってしまうことで、
落ちてしまうということがよくあります。
そのような本試験を想定した、
ある意味整っていない問題に慣れておくこと、
またそのような問題が出た際に時間をかけるのか、
またいったん飛ばすのかの
判断力を養う練習に本当になりますよ。
2時間測って解く一番のメリットはここですね。
私も経験しました
簿記論の1年目ですね。
全国模試の点数は微妙でしたが、
なんとかそこから盛り返し、
もしかしたら受かるかもくらいのレベルにはありました。
そこそこ自信はあったのですが、初めての本試験問題。
緊張しながら解き始めると
「ん・・・?」
という問題が非常に多く、完全にペースを乱されました。
何を聞いているのかを読み込むだけで時間がかかる。
結局時間も足りず、焦って解いたからケアレスミスの嵐。
税理士試験の洗礼を浴びましたね(泣)。
まとめ
試験委員は定期的に変わるため、
特にその試験委員が変わった際には、
問題の傾向もガラッと変わる恐れがあるため、
過去問を全く解かない人は多いと思います。
確かにそれも一理ありますが、
本試験の問題の出し方は非常に独特です。
それに慣れることはどの科目でも、
またどの年でも、
かなりのアドバンテージになるかと思います。
特にその科目について、
初学で本試験に挑むという方には、
過去問を解くことは非常にオススメです。