税理士試験に寛容な事務所とは?

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

私は5科目合格してからの転職だったので、

あまり意識したことはありませんでしたが、

他の方の話を聞いてると、

税理士試験に対して寛容な事務所と

そうでない事務所、かなり差があります。

 

試験休暇はあるか

割と大きめの税理士法人だと、

試験休暇はかなりの確率であります。

試験前というのは、

税理士の仕事量的には

一般的には多くないです。

そのため少なくても3日、

多いところだと1〜2週間

試験休暇が認められている

事務所もあります。

採用の面接時に試験休暇があるかないか、

これを確認するだけでも、

事務所における税理士試験の位置付けが

わかります。

職員を受からせて育てたいか、

もしくは使い捨てくらいに考えてるか・・・。

また、試験休暇があると言っておきながら、

いざ試験前になると大量の仕事が振られ、

休ませない無言の圧力がある事務所も・・・。

 

受験者への嫌がらせ

嘘みたいな話ですが、

受験していると言うと、

色々な嫌がらせを受ける、

そんな恐ろしい事務所もあります。

これはその事務所に長く勤めているが、

試験を諦めた番頭さん的なポジション

方がいる事務所は要注意。

試験を受からせないため、

理不尽なことを言ったり、

大量の仕事を振ったり、

仕事を教えなかったり、

様々な嫌がらせをして、

試験を諦めされるか、事務所を辞めさせる。

受験生は試験を受けていることを

黙って仕事をするそうです。

まぁ、試験日に休めばバレますけど(汗)。

こういう話は何度か聞いたことがあるため、

結構あるのかもしれませんね。

面接時に税理士有資格者が何人いるか、

またこの事務所に勤めながら合格した人は、

どれくらいいるのか、

確認した方がいいと思います。

 

昼休みの勉強はOKか

これは何気に重要な項目。

昼休みに勉強できる環境はあるか、

これで試験に受かる確率が格段に変わります。

毎日30〜60分の勉強ができれば、

一年間だとかなりの勉強時間になりますので。

危険なのは、お昼ご飯はみんなで

一緒に食べるような事務所。

会議室のようなスペースがあれば

そこで勉強することも許してもらえる

かもしれませんが、

そのような場所もないと、

みんなが食べて談笑している中で

勉強するのはかなり厳しいと思います。

 

税理士登録はさせてもらえるか

登録させてくれるか、

これも結構重要です。

何故なら、

税理士登録には2年間の実務経験が必要で、

その証明を税理士先生にもらわないと

いけないのです。

独立した人達で飲んだりすると、

これが凄く大変だったという話を

結構聞きますね。

「前事務所は独立で少し揉めたから、

それより前の事務所で証明してもらった。」

「サラリーマン時代の経理を

実務経験に認めてもらうため、

3社にもらいに行った。」

こういう話は非常に多いです。

また、その事務所に勤務しながら

晴れて合格し、

税理士登録をしようと思ったら、

「もう大丈夫。元気に巣立ってくれ。」

というようなことを言われた方もいます。

まぁ、辞めろってことですね(汗)。

何の準備もなしの独立は結構大変なので、

相当な苦労が待っていることでしょう。

そのため、もちろんその方の仕事ぶりにも

よるのかもしれませんが、

面接時に税理士登録をさせてもらえるか、

はしっかり確認した方がいいでしょう。

肩書が税理士になると給料も上がるでしょうから、

非常に重要な確認事項かと思います。

結局、登録をさせてくれないということは、

試験にも受かってほしくない、

よって税理士試験に寛容ではないことに

繋がります。

 

まとめ

以上、税理士試験に寛容な事務所と

そうでない事務所の特徴を述べました。

仕事しながらの受験の方は、

その事務所が試験に対して

どのように思っているか、

その違いによって、

合格する確率やスピードが全く変わってきます。

これらは、いずれも面接時に

確認できるところでもあります。

最近は売手市場なので、

聞いたところで採用に影響は

ないかと思いますし、

自分の人生を左右する重要なことなので、

しっかり確認しましょう。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。