飲食店開業に必要な資格

結構誤解されている方がいるのですが、飲食店を開業するために必要な資格は

(1)食品衛生責任者

(2)防火管理者

となります。

「あれ?調理師免許は?」と考えた方もいるかもしれませんが、調理師免許は必要ありません!

 

(1)食品衛生責任者

読んで字のごとく、食品の衛生を管理する責任者を、それぞれの施設に1人属させる決まりとなっております。資格と言っても、難しい勉強をすることや試験を受けるものではなく、各自治体で実施している講習会を受講することで資格を得ることができます。だいたい受講費は10,000円前後となり、講習期間は自治体によりますが、1日で終わるケースが多いです。こちらについては調理師免許や栄養士免許を持っている方は受講が免除となります。

 

(2)防火管理者

お店の収容人数が30人以上の場合、防火管理者を選任する必要があります。よって、小規模の喫茶店やラーメン屋さんの場合は必要ありませんが、それなりの規模の飲食店の場合は必要となります。防火管理者の資格を得るためには、こちらも試験などを受けるものではなく、各自治体の消防署などが実施している講習会を受講することとなります。受講費は約3,000~5,000円となり講習期間は甲種(床面積300平米以上)は2日、乙種(床面積300平米未満)は1日となるケースが多いです。

 

下記に飲食店開業時の最低限の届出リストをまとめます。ケースバイケースの部分もあるので、専門家にお問い合わせください。

 

税務関係書類は上記以外にも沢山あり、県税事務所、市区町村と多岐に渡ります。また開業時の会社の状況により提出する書類が変わります。私の経験上、最初の届出を自力でやったのはいいものの、本来すべき処理を失念し、後々大きな損失を被ってしまうケースがかなり多いです。なるべくでしたら詳しい税理士に依頼することをお勧めします。

 

また、当社と顧問契約を結んでくれた場合には、税務署関係の書類は無料にて対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。

 

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。