STP分析は飲食店マーケティングでも大活躍

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

本日は、マーケティングにて

非常に重要な分析方法となる

STP分析について。

 

STP分析とは

S・・・セグメンテーション(市場細分化)

T・・・ターゲティング(標的市場の決定)

P・・・ポジショニング(自社の位置付け)

上記3つの頭文字をそのまま取って

名付けられたフレームワークです。

マーケティングの世界では世界一有名な

フィリップ・コトラーによって

提唱された分析方法になります。

 

STP分析の目的

STP分析はモノを売るための

手段となります。

基本的にはどのような商品やサービスにも

当てはめることができる分析方法です。

それには今まで紹介してきた、

セグメンテーション、

ターゲティング、

ポジショニング、

を用いて分析することになりますが、

分析するために、

これらの順番については

基本的に考える必要はありません。

 

STP分析を使った実例

例えばカフェを開業することを想定します。

カフェ市場を細分化していくのですが、

消費はどんどん多様化しており、

どこまで細分化すればいいのか

難しいところではありますが、

様々な角度からカフェ市場を分析し、

分けていくことが必要になります。

 

セグメンテーション

今回は簡単な事例とするため、

高級志向と低価格志向の二つに

市場を細分化します。

 

ターゲティング

セグメンテーションにより

細分化した市場について、

どのセグメントをターゲットとするのか

を定めます。

主に自社のコンセプトやイメージ

を軸に定めていきます。

自分の開業するカフェにおいては、

ベネズエラの高級コーヒー豆を

仕入れることができるコネクションが

あることから、

高級志向の顧客を狙い、

ターゲットはオフィス街の

ビジネスマンを狙います。

席を広めに取ることにより、

年収が高めのビジネスマンの

休憩のオアシスの提供や、

簡単な商談や打ち合わせにも

使えるスペースを

必要とする顧客層を狙います。

 

ポジショニング

上記の顧客層を狙うことになると、

他社と比べた自社のポジションが

明確になります。

ポジショニングマップを作成し、

スターバックスやドトールコーヒーなど、

それら企業と比べた時の

自社のポジションを明確にし、

他社と差別化することにより、

どこを強みにすれば

集客ができるか、

また勝負できるのかを

考えてマーケティングを行います。

 

まとめ

STP分析と聞くと難しい印象がありますが、

要は市場を分け、顧客の狙いを定め、

自社の位置を知る、

をすればSTP分析ができます。

これをするとしないとでは、

ビジネスの成功率が格段に変わります。

事業を始める際には、

必ず行うようにしましょう。

 

 

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。