所得税は簡単らしい、ホント!?

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

先日、年齢も近く、

独立した時期もほぼ同じ。

そして事務所も近所という

若手税理士さんとお友達になりました。

こういう出会いは本当にうれしいです。

 

まさか所得税が簡単なんて

その方は法人税も合格されて、

さらに所得税も合格されたとのこと。

私は所得税は受験していないので、

「凄いですね!」

と言ったら、

法人税と重なるところが相当多く、

結構簡単だったと

おっしゃっておりました。

もちろんその方の能力が高いから

という面があるのかもしれませんが、

まさか簡単だとは思いませんでした。

 

簿記論と財務諸表論のW受験は簡単だった

今考えてみると、

簿記論と財務諸表論は

だいぶ重なるところが多く、

財務諸表論の計算問題が

簡単すぎると思ったことはあります。

資格学校の受験科目紹介で、

法人税と所得税が重なることは

紹介されておりますが、

私が考えている以上に

重なるところが多いのかもしれません。

確かに実務について

所得税法を目にした時に、

「あれ、法人税とほとんど同じだ。」

と思ったことは何度かあります。

 

所得税の実務について

所得税については

実務では確実に使います。

また、受験しなくても、

研修や独学で申告業務は

できてしまう科目とも言われます。

私もそうだと思います。

ただしその方もおっしゃっておりましたが、

「所得税に合格しているからといって、

大きなアドバンテージはないが、

普通の人が気づかないところに

気づけることがある。」

とのこと。

実務家としてはなかなか深いと思いました。

もしかしたら普通の税理士が知らない

節税スキームを思いついたり、

普通なら誤った処理をしてしまうところに、

しっかりと気づき、

クライアントに損害を与えない、

といったことも考えられます。

 

ミニ税法にいくよりも・・・

そう考えると、

実務で使う頻度の少ないミニ税法より、

所得税を受験した方が

良いかもしれません。

合格のしやすさを安易に比べるのは

難しいですが、

特に独立することを想定している受験生は、

検討の余地ありかもしれません。

また、その方もおっしゃっておりましたが、

相続税よりは確実に所得税の方が

簡単だということです。

 

まとめ

今回はボリュームの多さから

敬遠されがちな所得税法が、

意外にも受かりやすいという情報でした。

内容が重複している科目は

確かに受かりやすいのかもしれません。

他には法人税と事業税、

また所得税と住民税なども

重複する部分が多いため、

科目選択の参考にして頂けたら幸いです。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。