完璧主義は税理士試験に向かない!脱却のやり方教えます

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

題名の通り、完璧主義の方は、

税理士試験に向いておらず、

ハマる傾向があります。

 

完璧主義は不利

おそらく最初の関門、

簿記論で感じることでしょう。

今まで学校のテストで良い点を取ってきて、

資格学校のミニテストでも良い点を

取ってても、

全国模試のような難易度が高い

試験になると点が上がらず、

本試験も同様に・・・。

 

頭ではわかっていても・・・

できるところを確実に取らないと

受からないと頭ではわかっていても、

完璧主義の方というのは、

問題を解く際には頭から解き、

難しそうな問題にも

チャレンジしてしまいます。

普段から頭から順番に解いている方というのは、

そういう思考回路になっているため、

問題を飛ばすことに強い抵抗があります。

飛ばす判断もできないですし、

飛ばすと気持ち悪いのです。

 

私もそうでした

頭から順番に解き、

難問かの判断もつかないので、

とりあえず手を付ける、

そのような受験生でした。

そのため、一年目の全国模試など、

ドン引きするような点数でしたね(笑)。

本試験は時間が余るような問題では

絶対にないため、時間との戦いです。

難問に手を付けてしまって、

万が一5分以上費やしても

何も分からなかった。

こうなると、合格は絶望的です。

難問に手を付けることは、

そこの点数が0点になるのではなく、

本来できるはずの問題に手を付けることが

できなくなるため、

マイナス点になると考えて下さい。

 

完璧主義脱却の訓練

以前もご紹介ししたのですが、

良い方法があります。

それは2時間の答練を、

時間のストレスを掛け、

1時間で解く練習をする方法です。

基本的に解き直し問題でやりますが、

一度は初見の答練でやりたいところです。

これをやると手を付ける問題と、

手を付けてはいけない問題の

判断力が本当に向上します。

1時間だと絶対に終わらないので、

自分でもビックリするくらい

ポンポン飛ばします。

 

効果の確認方法

最初の1時間は黒いペン、

後の1時間は青いペン、

というように色分けをします。

こうすると最初の1時間でどれだけ

点が取れたかがわかるのと同時に、

2時間あったら何点取れたかもわかります。

重要なのは2時間で70点取れるテストの場合、

最初の1時間の点数が35点では、

全く意味がありません。

45点くらいは取れていないと、

効率的に問題を解けているとは言えません。

これを繰り返しやると、

自然に難問を飛ばす癖がつき、

同時に問題を解くスピードが格段に早く

なりますね。

そして全国模試や本試験のような

難易度が高い試験ほど、

高順位が取れるようになってきます。

 

まとめ

税理士試験については、

絶対に100点が取れないテストのため、

割り切りが必要です。

それが頭ではわかっていても、

特に完璧主義の方はできないのが実情。

そうなると能力が高く、

合格レベルにあるはずなのに、

なかなか合格できない。

そういったベテラン受験生になってしまいます。

今回紹介した

時間にストレスを与えて解く方法は、

それを脱却する一つの方法です。

そういった悩みがある方は

お試し頂けたら幸いです。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。