最近の税務調査は繁忙期でもガンガンある

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

まだ税理士として独立開業してから

1年経っていないので、

税務調査はありませんが、

税務署から電話がかかってくると

「ちょ、ちょ、調査かな・・・。」

と考えてしまう自分がいます(笑)。

 

税務調査の経験は多いです

以前勤めていた税理士事務所で、

既に税理士登録をしておりましたので、

税務調査の経験は割と多いです。

勤務税理士としては税務調査があると、

数日拘束されますし、その準備や、

修正申告等により、

その時期は、

本来行いたかった業務ができないことが、

辛いところです。

とは言っても、税務調査を経験すると、

「税務署はこういう見方をするのか。」

「ここまで細かくは見ないのか。」

「ここは絶対譲らないのか。」

様々なことがわかります。

もちろんその業種によっても

見てくるポイントは全く違いますし、

会社の規模によっても、

調査の進め方が全く違います。

沢山の会社を経験したので、

本当に勉強になりました。

おそらく税理士としてのスキルを伸ばすには、

税務調査を経験するのが一番だと思います。

 

繁忙期は税務調査やめてください(泣)

以前10月から2月まで、

法人の税務調査が毎月入った悪夢が・・・。

その事務所が狙われたかのごとく(笑)。

繁忙期に入っても毎月税務調査。

当然調査終了まで数ヶ月かかる案件もあったり、

本当にキツイ時期を過ごしました。

昔は繁忙期は税務調査は基本的には

ほとんどなく、

あってもたまにだったそうです。

税理士も忙しいし、

税務署も確定申告の対応で忙しい時期。

確かにそれが合理的。

しかし、今は全く関係なし!

我々税理士も大変ですが、

税務署の方々も大変だなと思います。

 

調査未経験の税理士も結構います

開業した税理士さんに話を聞くと、

全く税務調査を経験したことがない

という方も結構います。

一般事業会社の経理を2年以上やり、

それを実務経験として税理士登録し、

独立開業された方、

監査法人にずっといて、

税理士として独立開業された方、

こういった方々は、

税務調査を経験せずに税理士になったため、

「来たらどうしよう・・・。」

と言ってました。

お客様を抱えていたら、

そのうち絶対来るんですけどね。

税務調査官も相手が調査経験が

豊富かそうでないかは一目瞭然だと

思いますので、

結構厳しいところまで突かれてしまうかも。

痛い目に合いながら、

実力をつけていくしかないかもしれませんね。

 

税務調査が来そうな会社には教えておく

開業からどれくらい経っているか、

前の調査からどれくらい開いているか、

所得はそれなりに出ているか、

様々な視点から勘案して、

税務調査がそろそろ来るであろう

会社さんは把握することが可能です。

やはり会社の社長は税務調査は恐いもの、

という認識がとても強いです。

特に税務調査に今まで当たっていない方は

マルサの女が来るくらいの

感覚すら持っております。

そのため税務調査が来そうな会社には、

「そろそろ税務調査が来るかもしれません。」

と私は言っております。

そのようにしていれば、

社長にも心の準備ができますし、

会社として、日々の会計処理も

気をつけるようになりますので。

 

まとめ

最近の税務調査は繁忙期でも

全く関係なしに、行われます。

ただし、税務調査は税理士の実力を伸ばす

格好の機会です。

あらゆる角度から問われる税務の知識、

調査官との交渉力、

社長との連携。

様々な能力が備わっていないと

乗り切ることはできません。

また税務調査を経験することにより、

会社と税理士との信頼関係が

より強固なものになることが

往々にしてあります。

そういった関係を築くためにも、

普段の処理をより丁寧に行い、

顧問先に信頼される仕事を常にしていくことが、

我々税理士にとって重要だと思います。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。