税理士試験のメモ用紙は一切無視する派です

税理士試験直前の土日、いかがお過ごしでしょうか。

今日取り上げる話題は

試験本番でのメモ用紙の扱いについてです。

実は以前も記載いたしましたが、

 

https://take-tax.com/bokiron/

<税理士試験ブログ 簿記論大幅点数UPの方法>

 

簿記論をはじめ私は全ての試験で共通して、

メモ用紙は使わず、

問題文に全てを書き込んでおりました

メモ用紙は大きくて邪魔なので、

始まるとすぐ端に避けていました。

 

問題用紙への直接書きメリット

・解くスピード強化

・集計ミスの減少

 

があります。

特に簿記論や財務諸表論において、

T勘定を使わずに試算表に書き込む

(相当小さい数字になります)ことによって、

大幅にスピードが上がりました

また目線が安定するからなのか、

集計ミスがかなり減りました

 

問題用紙、回答用紙、メモ用紙

3つとなると、机の上がごちゃごちゃします。

特に大学タイプの机ですと、

面積が狭いので非常に解きにくい状況になります。

 

私はそのメモ用紙を使わなかったことにより、

大幅にスピードが上がり、それによって時間の余裕ができたので、

解かねばならない問題について、

時間をかけて正確に解くことができましたし、

余った時間で、戻って解き直すこともできるようになりました。

結果として、大幅に点数が上がりましたので

非常に効果が大きかったです。

特に、細めの青いボールペンを使用することにより、

問題用紙の文字が黒いことから自分が書いた文字の視認性が高まって

非常にやりやすかったです。

 

さらなるメリット

そして、直接書き込むことのメリットはこれだけではありません。

本試験後の答え合わせの精度が格段に上がります

T勘定をしっかり作っている方ならば、

高い精度で答え合わせをすることができますが、

T勘定を作る時間はもったいない。

だからといって、しっかり集計せずに回答用紙を作る方の場合、

いざ答え合わせをする際に、

「あれ、こんな答えにしたような・・・してないような・・・」

となると、わりと甘い判定をしがちで、

実際の点数との乖離が出ます。

「よし!ボーダーラインの60点いったぞ!」

と思っていたら、自分の甘い判定によってその点数が生まれただけで、

運命の税理士試験発表日である12月に愕然とすることになります。

確かに高精度の回答用紙をもう一度作ろうが作るまいが、

試験の結果に影響は全くありません

しかし!それにより9〜12月行動が全く変わってくるのです。

我々のように、

仕事しながら税理士合格を目指す方には時間がないのです。

やはり、合格確実点を超えたならば、

9月からは新たな科目に着手した方が効率的ですし、

合格ボーダーあたりなら、ガッツリ勉強まではしなくても、

記憶を繋ぎ止めるくらいの学習はした方がいいでしょう。

必ず防がなくてはいけないのは

・受かっていると思って次の科目に行ったら、実は落ちていた。

・落ちていたと思って12月まで勉強していたら、じつは受かっていた。

 (これは嬉しい誤算ですけどね)

・どうなるかわからないから12月まで勉強しなかった。

これらは非常に非効率で時間とお金の無駄です。

私は簿記論と財務諸表論を同時受験した際に、

どちらも合格確実ラインを超えており、

かなり精度が高く回答を再現できたので、

9月から法人税と消費税に迷わず進めました。

それでも有り得ない理論暗記の量がのしかかり、

相当なキツさだったので、

これがもし年明けからの学習だったならば、

全く歯が立たなかったでしょう。

 

まとめ

このように高い精度の回答を再現できることは、

今後の方向性に大きな影響を与えますので、

メモや集計は問題用紙へ固めて、

なるべくなら帰ってすぐ、

記憶が強いうちに回答を再現することをオススメします。

 

とは言っても、

合格することが一番の目的なので、

税理士試験後の答え合わせを正確にするために、

変に綺麗に集計することはやめましょう。

本番の時間がもったいないです。

私は集計のしやすさを追い求めた結果、

その副産物として回答用紙の再現の精度が上がったにすぎません。

あくまで優先順位は合格することですので、

今までのやり方を大幅に変えることはやめましょう

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。