税理士試験における理論問題の字はどこまで崩せるか!?

皆さんこんにちは。

池袋で開業税理士をしております、竹田健司です。

本日は理論問題の字をどこまで崩せるかについて、考察いたします。

 

理論暗記について

やはり税理士試験の最難関は理論暗記でしょう。

散々苦労した簿記論が可愛く見えるほどに、

理論暗記というものは大変な作業です。

その面では、私は最初に簿記論と国税徴収法の2科目を受験したことが

良い方向に向かいました。

ミニ税法である国税徴収法、

全てが理論問題から構成されているこの試験によって、

理論暗記の自分なりのやり方を構築することができましたので。

その後、初学の法人税と消費税の2科目受験ができたのも、

理論暗記がしっかりできたからなのは、言うまでもありません。

これは自分なりの理論の覚え方が構築できていたからこそでした。

仕事をしながら一年間で両科目とも、

A.Bランクの理論は全て覚えて(Cランクも結構覚えました)本試験に臨めたので、

我ながら良い学習の仕方だったと思います。

理論暗記の私のやり方については、後日お伝えできればと思います。

 

私の理論の記述

そもそも、私は字が小学生並みです。酷いものです(泣)。

そのため採点されなかったらどうしようという思いから、

字については書くスピードを速めつつも、大きく崩さず、

そしてしっかり読める字で書いておりました。

ちなみにゲルインクボールペンです。サラサラして書きやすい。

手も痛くなりにくいですからね。

というように、私の理論問題に対する書き方はいたって普通です。

 

ミミズが這ったような字がOK

今回一番伝えたいのがこの事実です。

私は、何度かTACで通信受講生向けの講演会を行なっております。

かなりの人数が集まる会だったのですが、

ある時に行った講演会はパネリスト形式を取っておりました。

パネリストは私ともう一人の方がおりました。

司会の方から振られた内容に答えたり、

受講生からの質問に対して、答えるといったような進行でした。

そのもう一人の方については、通信受講にて合格をされた方です。

そして、その方がみんなの前で理論の字の書き方を大公表しておりました。

実際の字をお見せできないのが残念ですが、

大袈裟に言っているわけではなく、

本当にミミズが這ったような字でした・・・。

ローマ字の筆記体のような字です。

正直ほとんど読めませんでしたし、

若干引くくらいの「さすがにこれは読んでくれないでしょ・・・。」

っていうレベルだったのです。

しかし!その方は、その字でしっかり合格を勝ち取っていたのです。

やはり採点者はその道の有識者であるため、

何を書いてあるかの雰囲気は必ず伝わるため、

相当崩した字でも読んでくれるとのこと。確かに納得です。

そして、その方はこれによって

かなりのスピードを手に入れたとのことでした。

個人的な意見を言うと、採点者は千差万別でしょうし、

必ず読んでくれる保証がないので、難しい判断ですが、

そのような字でも採点者は採点するのが仕事なので

OKだったという一つの事例です。

 

まとめ

理論問題の字はどこまで崩してもOKなのか、

特に通信受講生には気になるところでしょう。

最初は理論問題について、

回答に非常に時間がかかりますので、

なんとか時間を短縮できないかを四苦八苦するでしょう。

よって字を崩してスピードアップをはかるべく

例えば講師の方に聞いても、やはり保守的な回答しかしてくれませんので、

「もう少し丁寧に書いた方がいいのでは?」

と言われてしまうのが普通かと思います。

ただし、今回紹介した、

ありえないくらい崩した字でも合格を

勝ち取っている人がいるのも事実です。

私はそこまでやっていなかったので、推奨まではしませんが、

私のような字が小学生レベルであっても、

採点には一切影響がなく、

全くもって問題ないということだけは

お伝えさせて頂ければと思います。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。