皆さん、こんにちは。
池袋の開業税理士、竹田健司です。
税理士会のお仕事の中で、
租税教室というものがあります。
なかなか魅力的なお仕事です。
我々は先生と呼ばれることも多いですが、
学校で教えるとリアル先生ですね。
まだやったことないんですけど。
租税教室とは
次代を担う児童・生徒が、 民主主義の根幹である 租税の意義や役割を正しく理解し、 社会の構成員として税金を納め、 その使い道に関心を持ち、 さらには納税者として社会や国の在り方を 主体的に考えるという自覚を 育てることを目的に、 租税教育の充実に向けて支援を 行っています。 国税庁HPより
税理士が学校の先生になります
各自治体や学校によっても
やり方が違うのですが、
教室もしくは体育館等で、
税理士が子ども達に向けて
税金の授業を行います。租税教室は
小学校、中学校、高校で行われます。
教室だったらまだいいですが、
体育館とかだと緊張しそうですね(笑)。
授業内容もそれぞれ
内容は税理士会の支部によって違います。
しっかりとした支部だとマニュアルやレジュメ、
授業グッズ等があって、
それに沿って授業をやる場合や、
もちろんオリジナリティーを全面に出した
授業でも構いません。
内容も堅いものから砕けたものまで、
個人にある程度任されております。
あまりに砕け過ぎてクレームが来た、
なんて話は聞いたことないので、
楽しい授業を展開しても基本的には問題なし。
思春期が授業ちゃんと聞くのかな?
中学生など思春期真っ只中の子どもが、
小難しい税金の話を黙ってしっかり聞くのか、
結構疑問です(笑)。
喋り出したり、ヤジを飛ばしたりとか
ありそうですけど、
あまり聞いたことはないですね。
おそらく税金についてはそこまで興味が
ないかもしれませんが、
学校教育ではお金についての教育が
非常に薄いです。
そのため普段目にしない内容であることから、
子どもたちもしっかり聞いてくれるのかも
しれません。
ちなみに小学校でやると、
物凄い盛り上がりを見せるそうです。
税理士の普及にも効果的
子供の頃、私は
税理士という職業を知りませんでしたから、
こういった機会で子どもたちが税理士を認識し、
興味を持ってもらえればいいですよね。
中にはこの租税教室がきっかけで、
税理士になってみたいという
子どももいるかもしれません。
そういった意味でも、
社会的意義が高い仕事だと思います。
中には仕事に繋がる場合も
相手が子どものため、
基本的に仕事には繋がりにくいですが、
中にはそこのPTAさんと繋がって
顧客になったという例もありますので、
運が良ければそのような副次的効果も
あるようです。
自営業でPTAをやっている方は
意外に多かったりしますしね。
まとめ
税理士会のお仕事の一つである租税教室、
非常にやり甲斐の高い仕事です。
仕事の重さから言うとコストパフォーマンスは
決して高くはありませんが、
こういった社会的に影響を及ぼす仕事をするのは
モチベーションも上がります。
私は元学校に勤めていた税理士ですので、
機会があったら是非挑戦したい
と思っております。