税理士減少時代突入

皆さん、こんにちは。

池袋の開業税理士、竹田健司です。

あまり認識がなかったのですが、

今は税理士減少時代だそうです。

本当かな。

 

登録者数は増えている!

平成30年3月末時点での税理士登録者は

77,327人です。

これは10年前と比べると、

1割近く増加しております。

しかし!

この増加した1割のうち、

半分は東京の税理士なんです。

次いで多い増加は大阪、愛知

この三都市だけで増加分の7割

占めております。

私は東京税理士会に所属しておりますし、

事務所は池袋。

街を歩けば税理士事務所だらけというのが

実態ですので、

税理士減少時代と聞いても、

ピンと来なかったのですね。

 

減っている都市

北海道、青森、宮城、山形、福島、

栃木、群馬、新潟、長野、和歌山、

鳥取、徳島

以上の都道府県については、

税理士登録者が減り続け、

山形では10年間で1割以上の減少。

次いで宮城、北海道、福島の減少が

多くなっております。

東北方面では減少傾向が強いようです。

 

税理士受験生が減っている

これは最近かなり言われるように

なっておりますし、

色々な対策は始まっております。

税理士の平均年齢は60歳以上

 

税理士の平均年齢は異常に高い

 

です。団塊の世代が大量に税理士資格を

返上するような時が来たら、

税理士減少時代が到来し、

1万人くらい減ってもおかしくないです。

もしかしたら合格者を徐々に増やす

なんていう可能性もゼロではないかも

しれません。

 

税理士の後継ぎがいない

こういった問題も所々で生じるでしょう。

事実、税理士事務所自身のM&Aが

ビジネスになりつつありますし

求人募集などでは、

後継者となるような人材を探している

といった文言が記載されていたりもします。

先日、若手の税理士さんと

知り合ったのですが、

その方は以前勤めていた事務所の先生が

高齢のため、半ば解散状態となり、

自分が担当していた大量のクライアントを

そのまま引き継いで独立開業した

という方がおりました。

うっ、羨ましい(笑)。

 

これからの動き

おそらく大きな資本を有する

有名税理士法人が、

減少している都市にも進出し、

税理士は減ったとしても、

そういった一部税理士法人が

牛耳ってしまう

そんな未来も個人的に予想します。

そのような積極的な動きがある前に、

税理士が減少している都市部を救うため、

あえてそちらに移住して独立開業する。

そのような若手税理士がいても面白いですし、

場合によっては独り勝ちが

できるかもしれませんね。

 

まとめ

税理士が減ってラッキー

という単純な構造ではないと思います。

そういった時代に対応するため、

様々な準備をし、

それに向けて積極的に行動した人が

勝ち残っていくのかもしれません。

take(テイク)会計事務所 竹田健司税理士事務所 代表税理士・MBA 竹田健司 さいたま市職員時代に税理士試験に合格し、 税理士となった異色の経歴。 また、勤務税理士時代に、ビジネススクールに通い、 首席で卒業。 そのMBAの取得をきっかけに 東京都豊島区池袋にて税理士事務所を開業。 ビジネススクールにて 一番の研究テーマであった飲食店のマーケティングにより、 コストをかけないで儲かる仕組みづくりを飲食店に提供。 それにより、開業より順調に顧問先を増やしている。